新型コロナウイルスの実態
昨日11日、WHO(世界保健機関)は「新型コロナウイルスはパンデミックといえる」との見解を表明しました。
さらに同日アメリカの国立衛生研究所より「新型コロナウイルスでの致死率は約1%程度であり、インフルエンザウイルスの致死率0.1%よりはるかに高い」との指摘がありました。
一方でインフルエンザウイルス感染にはタミフルなどの特効薬があり、治療法が確立されて重症化しにくい点を考慮すると、ウイルスそのものの有害性では新型コロナウイルスの重症化率が格段に高いかというとそこまでではないと考えらえれます。
感染性に関しては病原体の感染力を表す基本再生産数という指標があります。一人の感染患者が罹患中に何人の未感染者に伝染させるかを数値化したものです。
1月末時点でWHO(世界保健機関)は新型コロナウイルス感染症の基本再生産数を1.4~2.5程度と推定しています。インフルエンザが1~2ですので、新型コロナウイルスの方が少し高い状況です。
(参照:国立がん研究センター東病院ホームページ 新型コロナウイルス感染症について)
インフルエンザウイルスでもコロナウイルスでも、感染しても発症までは至らないケースもたくさんあり、そうやって抗体が出来ている(いわゆる免疫)と感染が広がりにくいです(予防接種はその原理を応用しています)。一方で新型コロナウイルスに対しては一から抗体を作らないといけないので従来のウイルスに対して感染しやすい可能性がありますが、その点を踏まえてこの基本再生産数の差であれば、やはり「格段に感染力が強い」わけではなさそうと考えられます。
※現時点での見解ですので、今後の情勢変化により見解が変わる可能性があります。
新型コロナウイルスへの対策
新型コロナウイルスは重症化すると有効な対策がありません。ですので今、世界各地でウイルス感染を水際でせき止めるための対策がなされています。
有効な治療法が確立されていない感染症ですので、そういった水際対策はとても大切です。
大切ですが、いわば敵の攻撃から防衛するために城壁だけを高くしている状態であり、その城壁が崩されたり脇から侵略されたりするとなすすべがありません。
城壁を高くする一方、そこを攻略されて、中に入って来られても迎え撃つ準備が必要です。
たとえば「アルコール消毒」「マスク」「人が集まるところに行かない」「感染した人を隔離する」といった緊急性のある対策をとる一方で、特効薬がない現時点では「疲れやストレスをため込まない」「十分な休息と栄養を取る」「適度な運動習慣」といった『接触しても感染しない、感染しても重症化しない、ウイルスに負けない身体づくり』がとても大切です。
実はそれは従来の風邪・インフルエンザ対策と全く同じなんですね。
新型コロナウイルス対策で整体が出来ること
新型コロナウイルス対策を従来の風邪・インフルエンザの予防/重症化対策の延長として考えた場合、整体として出来ることがあります。
実は整体を受けていると
「風邪を引きにくくなる」
「引いても軽くてすむ」
とおっしゃる方がたくさんおられます。
その理由として身体の不調を抱える人は、自律神経の失調や循環不全による免疫低下などが考えられますが、特に気管の粘液分泌(異物を絡めとる)と線毛活動(異物を体外に排除する)の機能低下によりウイルス感染(風邪)を起こしやすくなっていると考えられます。
それに対して長年の経験の中で、風邪(インフルエンザ・コロナを含む上気道のウイルス感染)を引きやすくしたり、こじれやすくなる身体の構造的な問題について自分なりに把握しており、その対策もある程度確立しました。
おそらくこれは新型コロナウイルス対策としても有効と思われます。
新型コロナウイルス対策の一環としてオプション施術をお付けします
通常の全身への施術自体も十分風邪・インフルエンザの感染予防/重症化回避に有効です。
さらに風邪・インフルエンザの感染予防/重症化回避として考えたときに、特に重要となるポイントが3か所あります。
現在、ご来院の皆様には施術の中でそのポイントのチェックと、必要であれば施術も行わせてもらっています。
通常の施術時間内~プラス5分程度で出来ますので、もちろん追加料金などは必要ございません。
当初は5月くらい、温かくなったら収束するからそれまでの我慢だと言われていた新型コロナウイルス。
ところがシンガポールでの感染も発覚したことから分かるように、そう簡単に収束するとは思えず、長期的な対策が必要になってきそうです。
そういった状況で、あすとらむが皆様の健康維持に少しでもお役に立てれば幸いです。身体を大切に、この状況を乗り越えていきましょう!
※注意※
ここで述べる新型コロナウイルスに対する見解や対策法は、知りうる現状や過去の事例から勘案した私個人の見解であり、科学的根拠はなく、効果を保証するものでもございません。
収束するまで家に閉じこもっているのが安全なのか、対策のために行動にうつすのが安全なのか、どちらが正しいのかは誰も分かりません。
ご自身で情報を集め、精査し、良いと判断したことを行なってもらうことが一番かと思います。
追記
緊急事態宣言解除に伴い、こちらの無料オプションは一旦終了いたします。