さてさて、前回の続きのお話です。
「気候変動」とは大きく出たな!って感じですね。
でも結構、身近なお話なんですよね。
私、大学では都市問題や地球環境問題などの勉強をしておりました。
一方の趣味のスキーでは、新雪滑走という、積もりたての深い雪を滑るジャンルにずっとハマっております。
新雪滑走ではどれだけ降りたてのフレッシュな雪に出会えるかが一番大切になるため、晩秋から春にかけては週に何度も天気図をチェックして寒冷前線の配置とかチェックしてました。
サーファーが良い波が来るか毎日チェックするのと同じですね!
そして仕事柄、ここ13年、ほぼ毎日ひとさまの身体を触っております。
そうするとある傾向が見えてきたんですね。
地球の温暖化が進むとどうなると思いますか?
私は最初、「一年を通して地球全体で気温が2~3℃高くなって、南極や北極の氷が融けて、海面水位が高くなる」ぐらいのものだと思っていたのですね。
皆さんもそうじゃないでしょうか?
でも実際はそんなに単純なものではないらしいです。
いろんな気象現象が極端になってくるんです。
あるところでは大雨が続いて、あるところでは渇水が起こる。
あるところでは春の様な暖冬なのに、あるところでは強烈な寒波や大雪に襲われる。
酷暑と冷夏、暖冬と大寒波、大雨と渇水、暴風とが入り乱れて極端な天気が続く。
地球全体がまんべんなく気温があがるのでなくて、時期や地域で両極端な気象現象が起こるのです。
そういう状態に2040年~2050年頃に陥ると言われていました。
あれ?💦
もう起きていない、異常気象?💦💦
2050年どころかここ数年そういう天気が立て続けに起こってますよね?💦💦💦
私が冬の天気図を見ていた限り、8年くらい前からどうもそれまでの典型的な冬型の天気というのが、ちょっと形に当てはまらなくなってきた印象があります。
そしてだんだん春らしさと秋らしさがなくなってきました。
春と秋がなくなる。
これがですね~。
結構日本人の身体にとって結構なストレスなようです。
前回お話しした通り、四季の気温の変化に対して、人の身体は自律神経の働きとホルモンの働きで対応するんですね。
そして、自律神経は短期的な気温の変化への適応が得意です。「いきなり寒い外に出かけた」とか「今日は昨日と違って冷え込んで寒い」とかです。
一方、ホルモンは長期的な気温の変化への適応が得意です。真冬になったら寒いながらも体調が落ち着くのはこの作用によるものです。
ところが、ここ数年「11月くらいまでずっと暑いままで、いきなり寒くなる」とか「真冬なのに温かい日が続いたと思ったらまた急に寒くなる」とか天気が極端化していますよね。
そうすると短期的な気温の変化に適応する自律神経をずっと酷使してしまうんですね。
自律神経はオン(交感神経)とオフ(副交感神経)のバランスが必要なのですが、使い過ぎると働きが低下するので自律神経の失調に繋がる可能性もあります。
そのためかと思われる不調を抱えておられる方もここ数年増えてきた実感があります。
御来院の薬剤師さんによるとインフルエンザも大流行し、クスリの品切れも生じているそうな。
みなさん、油断なさらず、ご自愛くださいね。
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