3月中ごろから、春の陽気で身体が緩み始めたところに寒さがぶり返すせいか、体調を崩されたり、頭痛やめまい、耳なり等を起こしている方が多くおられます。
先日もいつもご利用いただいているクライアント様からこのようなLINEメッセージを頂きました。
こちらのクライアント様は去年12月より浮動性めまい(ふらつく、フワフワする、足元がマシュマロの上を歩いているようにおぼつかない)と耳鳴りで来院されていました。
めまいはすぐに軽減して、耳鳴りもずいぶん良くなっていた矢先だったんですが、またもや厄介なのが来ちゃいましたね(´・ω・`)
実はめまいと耳鳴り・難聴は一見すると別モノのように見えますが、どちらも耳の問題です。
耳のうち、三半規管(平衡感覚を司る)部分に支障をきたすとめまい(クルクル回る回転性めまいとフワフワ足元がおぼつかない浮動性めまいがあります)が起こり、内耳(聴覚を司る)ところに支障をきたすと耳鳴りや難聴が起こります。
特に病院で検査してもらって、原因が分からなかったりするとものすごい不安に襲われますよね?
原因がわからない。=どうすれば良くなるのかわからない…
原因がわからない。=いつまで続くのかわからない…
原因がわからない。=このまま治らないんじゃないか…
でも、考えようによっては病変がないのでその点は安心できるという事です。
では、病変がないのになぜ起こるのか?
そのあたりを以前にかなり掘り下げて調べていたのですが、そうするとめまい、耳鳴り、難聴について調べていると、共通のキーワードが見えてきたのです。
それは『内リンパ浮腫』
要はリンパ液(血液から固形分を漉し取った残りの液体)が溜まって水ぶくれを起こしている状態です。
原因は不明とされていますが、内リンパ浮腫が何らか関連しているのは確かなようです。
実際にそれらの症状をお持ちの方を見させてもらってると首や頭部の骨格や筋肉の状態が悪い。
そして首や頭部の骨格や筋肉の状態を整えると、先に挙げた症状が軽減・消失する人が多いのです。
結果から推測する限り、頭蓋骨の内部でリンパ液を含め、血液、脳脊髄液(神経を保護・栄養するリンパ液の一種)の循環に支障が生じるようで、それらが頭痛やめまい、耳鳴りや突発性難聴の原因の一つになっているのは間違いないようです。
ちなみに先ほどの方も1~2回の施術でかなり治まり、先日来られた時にはほぼ全ての症状は解消しておられました。
個人的には、
1、めまいは比較的短期間で収まりやすい。
2、耳鳴りや突発性難聴はめまいに比べると途中でぶり返したりして回数が掛かりぎみ。
3、発症から半年~一年以上経って、常時出ている耳鳴り・難聴は、施術をやっている中で解消した事例もありますが、なかなか改善に導くことが難しい。
というのが印象です。
一般に耳鳴りや突発性難聴は初めて発症して1~2ヶ月のうちに解消しないと常態化して、そこから解消するのは難しいと言われています。
よって、それらの症状にお悩みの方には「何が効くか?」よりも「試せる方法は全て使って、早く解消させることが大切」というスタンスが必要になります。
病院で医師の診断を受け、病院での治療を優先しつつ、そこで見落とされる身体の状態については整体でカバーする。
それが早く良くなるために重要かと思います。
もしこれら何らかのお悩みがあったらお早目に相談くださいね!
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