先日、うちの家族から『目が痛い』という話がありました。
おやまあ、眼科行ったら?
「どんな痛み?」
「シャンプーが目に沁みるような感じ」
「どれくらい痛いの?」
「ほんと、シャンプーが目に沁みるくらい痛い」
「シャンプーが目に沁みたんちゃうん?」
「いや、シャンプー使ってないときに痛い。」
「どういうタイミングで起こるの?」
「かくかくしかじか」
「いつごろから起こったの?」
「かくかくしかじか」
「一回痛くなったらどれくらい続く?」
「かくかくしかじか」
・
・
・
「いやそれ、神経痛ちゃいますのん?」
「へ?神経痛?」
「それ、眼科に行ってもヘタしたら『特に異常はありませんよ』って帰されるパターンやで。」
「マジで!?」
というわけで、首の付け根とこめかみの脇とあれやこれやを指先でクリクリ調整。
「あだだだ!めっちゃ痛い!」
そうなんです。本当に悪いところって、軽く触ってもめっちゃ痛いんです。
そんなこんなで10分ほど調整。
「これでどう?」
「あ~、あれ?痛くない。」
「まあ一回きちんと全身やっといたほうがいいけど、とりあえず、これで様子見てみて。」
次の日の朝も痛みが出ていない様子。
やっぱりですな。
そんな感じで、一見整体と関係なさそうな症状でも、実は筋肉骨格の問題から起こっているケースって結構たくさんあるんですね。
もちろんまずは病院行って、重篤な問題がないか、きちんと見ておいてもらうことも大切です。
でも、病院で『病気がないか?』という視点で見た限りでは「異常はない」と言われることでも、整体の『身体がきちんと働いているか?』という観点からみたら解決の糸口がわかることもあるんですね。
病院の先生が筋肉や骨格に起こるトラブルの原因を鑑別(見極める)するのに使う「整形学テスト」という検査方法があるんです。
もちろん私たち整体師も学校で全部教わるわけですけど、あすとらむでは最低限しか使うことはありません。
そのほとんどが疼痛誘発テストといって、症状を悪化させる動作とかポジションをとることで症状を出現させて判断するものなので、痛みの出るときの状況を詳しく聞けば、わざわざ痛みの出るテストしなくてもほぼほぼ分かるからです。
また、いろいろな症状に関する細かい知識があると、ある程度お話を聞いていると「これは〇〇じゃないか?」と推測を立てることができます。
ですので、もし「これ、どこで見てもらえばいいんだろ?」て事があったら、とりあえずなんでもLINEやメールで相談してもらいたいんですね~。
うちでお役に立てそうなら力を尽くさせてもらいますし、うちではどうにもなりそうにないことであればどういうところに行けば良いのか、アドバイスさせていただきます。
コメント