筋肉が腰痛を創り、筋肉が腰痛を解消する
前回、腰の反り具合の異常と骨盤の傾きの異常が腰痛の原因になるお話をしました。
それとは別にもう一つ腰痛の大きな原因となるものがあります。それは腰を起こし、支えている筋肉の力のアンバランスです。
腰の筋力については様々な筋肉が複雑に絡み合って作用していますが、今回は背筋と腹筋の二つの筋肉の関係を見てみましょう。
背筋と腹筋の切っても切れない関係性
まず一つは身体を起こして支えている、いわゆる背筋(はいきん)の問題です。
そのうち女性の腰痛に一番多いのは筋肉の量の低下です。慢性的な運動不足や加齢により背筋は徐々にその量が落ちてしまいます。量が少なくなっても身体を支える仕事の量は変わらないので一つ一つの筋肉の負担は大きくなります。そうすると背筋は常時いつも緊張を強いられます。
では背筋を鍛えたら腰痛は治るのか?
残念ながらそう簡単に解消しません。それには腹筋が関係します。
腹筋は腰痛に関係ないように思えますが実はすごく重要です。腰は前方の左右の腹筋と後方の左右の背筋が四つ脚のイスのように踏ん張ることで身体を起こしています。武道の世界で「丹田(臍の下のあたり)に力を入れる」というように腹筋は身体の安定の基本です。
しかし腰痛など身体のトラブルにお悩みのほとんどの方は、腹筋がうまく使えていません。
腹筋が本来の働きを失うと、イスの前二本の脚を失うのと同じです。後ろ二本のみでバランスをとらないといけないので全体として非常に不安定ですし、後ろ二本つまり左右の背筋に非常に負担がかかるのです。腰がガチガチに張った男性に多いのがこのタイプの腰痛です。
あと、腹筋がしっかり働いてるとお腹の中身(小腸とか大腸とか)がクッションになって背骨の前を支えてくれます。ところが腹筋が弱るとお腹の中身は前の方に弛んでしまいます。すると背骨は前の方にあった支えを失って腰骨は前に傾きます。そのままでは身体を起こせないので上半身を反らしてバランスを取り、結果として腰の反りがきつくなります。また骨盤自体も前傾してしまいます。これが腰骨や背筋に非常に負担をかけ、全身のバランスを崩す原因にもなるのです。
腹筋にはお腹の中身(腹腔内の内臓)を通して前から腰を支えるという重要な機能があるのです。これが有るのと無いのとで背筋や腰椎椎間板(背骨と背骨の間のクッション)にかかる負担は倍/半分違うと言われています。
余談ですが、カンの良い方は気付かれたかも知れませんが、ビール腹や産後のポッコリお腹を改善したい方、次の腰痛改善のための腹筋のトレーニングには腰痛改善だけでなくお腹ポッコリ解消という思わぬ嬉しいおまけがついてきますよ~☆
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