ご来院のクライアント様からこのようなLINEメッセージを頂きました。
いやあ、良かったです。
逆子だと早期の破水や早産、出産時に胎児が低酸素状態になる危険性があり、母体と胎児の安全のため、自然分娩ではなく帝王切開が推奨されます。
初来院が10月14日でその時点で33週。
37週になって逆子のままだと予定帝王切開となるので、なるべく35週くらいには戻っていて欲しいところです。
逆子は次の原因で起こるといわれています。
- 羊水過多
- 子宮の形の異常
- 胎児の異常
- 多胎妊娠
- 胎盤の低位置形成
ところが検査でそれらに問題がなくても逆子になることがあり、多くの逆子の原因は現代の医学でもまだわかっていないそうです。
当院のマタニティケアは大船の徳本整体院の「妊産婦整体」がベースになっているのですがそこでは、逆子は母体の姿勢の悪さによって赤ちゃんが物理的な制限を受けて起こると考えます。
ようは赤ちゃんがお母さんのお腹の中で“きゅうくつ”な状態になって起こるわけです。
そのため、施術は赤ちゃんをどうこうするものではなく、お母さんの身体を整えて、赤ちゃんにとって育ちやすい胎内環境を整えていきます。(施術は赤ちゃんに圧が掛からないように行なうから安全です。)
週二回の施術を行ない、4回目の時点で直前の検診でまだ逆子は直っていませんでした。ですが、お母さまは胎動の位置が変わってきたことを実感しておられ、変化が起こる気配を感じておられました。
そして翌週26日に逆子が戻っていることが分かり、上記のご連絡を頂きました。
いやあ、なによりなにより。ひとまず一安心ですね!
逆子解消の整体は安産を迎えるための身体づくりも出来るため、より安心してお産を迎えてもらえると思います。
逆子が戻ったらそのままお産を迎えていいですよと提案していたのでここで一旦終了です。
「そうは言っても、放っておいても自然と戻ったんじゃないの?」と思われる人もおられるかもしれません。(まあそもそも自然に戻ってくれるように整えているんですけどね笑)
また一方で「やってもやっぱり変わらなかった」ケースもあるかもしれません。
でも放っておいて何も変わらないか、より悪くなる可能性があるのなら、出来ることは全部やった方がいいと私は思います。
これって人生のすべてのことに言えると思うのですが、思った結果が得られない可能性ばかり着目して何も行動しないよりも、出来る可能性はチャレンジしたほうが良い成果を得られる可能性は高まりますし、もし得られなかったとしても後悔は少ない気がします。
あくまで整体で出来る事っていうのはお二人(母体と胎児)の持っている能力を最大限発揮できる環境を整えることなので、別に「整体で逆子が治った」かどうかは重要なことではなく、結果としてお母さんとお子さんがいろんな制約の下で一番良い形でお産を迎えられたらいいなと思っています。
もし、ご家族や親しい方が逆子で悩んでおられたら、ぜひあすとらむにご相談くださいね。
そして逆子が分かったらなるべく早く来てください。なぜなら先に述べた通り、力づくで赤ちゃんの位置を変えるような方法ではないからです。お母さんの身体を整えると胎内環境が整い、赤ちゃんが自然と元の位置に戻るという考えで施術をしているため、お母さんの身体が変化するのにある程度の時間が掛かるのです。
コメント