病気・感染に強い身体を創るためのビタミンCの摂り方

皆さんこんにちは!
久しぶりのブログ更新になります。
7月に入りまして、いよいよ夏本番!
とはいえ、梅雨はもう少し続きそうですね。
蒸し暑くて汗をかいたり、薄着になる割には、気温はそこまで高くないこの時期は体調を崩しやすい時期でもあります。
薄着のままで寝たりすると、朝起きると「あれ?なんだか喉がいがらっぽい…」という事もありがちです。
とはいえ、このご時世、迂闊に風邪の一つも引けません…
そんな時皆さんはどう対応しますか?
寝て過ごす?
早めに薬を飲む?
良く言われることですが風邪薬は風邪の諸症状を抑える効果しかありません。
風邪の予防と早期回復にはビタミンCの積極摂取と休養の組み合わせが一番です。※1
ビタミンCはストレスや病気に対する抵抗性をつけるのに必須のビタミンです。
またコラーゲンの合成に不可欠なので毛細血管や歯・軟骨さらには皮膚の健康を保つのに欠かせません。
ところがこのビタミンC。どんなものをどれぐらいの量、どういうタイミングで摂ればいいかはあまり知られてないんですね。
そんなわけで今日は風邪をはじめとする病気の予防さらには早期解消のためのビタミンCの摂り方を紹介していきます。
普通の風邪はもちろん、新型コロナウイルス感染症も風邪の一種ではあるので、その感染予防と感染時の重症化回避に役立つはずです。
また蕁麻疹や皮膚炎がある方や腰痛など筋肉骨格系の痛みのある方はもちろん、内臓系を含む全身の慢性的な痛みに悩まされている方にも、炎症抑制に有効な方法ですので是非試してみてくださいね。
さて本題に移ります。
ビタミンC摂取というと大半の方が以下のような方法を取られると思います。
・ビタミンC1日摂取推奨量100㎎を市販のビタミン剤で摂取する。
・ビタミンC含有量の高い果物を積極的に摂取する。
実はこのような方法ではあまり効果を期待できないんです。
オススメするのは次の方法なんです。
・ビタミンCを一回当たり1000㎎、1時間おきに摂取する(1日当たり10回ほど)。
「え!すごく多くない?」「そんなに摂らないといけないの?」「そんなに摂って大丈夫なの?」って思いますよね?
一つ一つ説明していきますね。
まずは「そんなに摂らないといけないの?」について、そうなんです。そんなに摂らないと効果を発揮しないんです。
そもそも推奨量100mgというのが少ないんじゃないかという思いもありますが、あくまで推奨量は健康な人が健康な食事を続けていてのその量なんですね。
だから身体に問題があったりして、その解決にビタミンCを大量消費する時では全然足らないんです。たとえば塩分の1日摂取目標量は男性8mg以下、女性7mg以下とされていますが、真夏の炎天下で肉体労働する時などは水分はもちろん、塩分ももっと摂らないといけません。それと同じですね。
さらにはこれは「そんなに摂って大丈夫なの?」という話とも関係しますが、ビタミンCなどの水溶性ビタミンは貯蔵できないのでその分はすべておしっこで排出されるんですね。なので摂りすぎの心配はさほどありません。※2
逆に「一時にたくさん摂っても意味ないよ」「必要以上とっても無駄だよ」とも言われるわけですが、「むしろどんどん尿に排出されるので、ある程度の量を継続的に取らないと体内の必要量をキープできない」というのが正解です。
かといって、摂取量が多いと吸収率が落ちるので、問題解決のためにビタミンCを摂る際は1000mgが摂取の目安となります。
健康な人の空腹時のビタミンCの血中濃度は0.7%なんですが、ビタミンCを摂取すると摂取後30分でピークの1.4%に到達して、その後はゆっくりと減少、4時間後にはもとの0.7%に戻るんです。
そこでビタミンC1000mgを1時間おきに摂取すると排出される分も見越してトータルで血中濃度3.9%をキープすることが出来るのです。
これによってビタミンC摂取の効果が本領発揮されるのです。もちろん寝ている時はムリなので起きている間の10時間程度の実践となります。
なお、市販のビタミン剤は天然由来のビタミンC(Lアスコルビン酸)ものではなく、安価な化学合成で生産されたものとなります。
化学合成で大量生産すると、分子構造は全く同じながら手袋の左右のように鏡で反転したような分子も生成されるんですね。
この現象をキラリティといい、反転した分子をキラル分子といいます。
天然由来のアスコルビン酸が左手用手袋だとしたら、合成のアスコルビン酸は左手用と右手用が混ざった状態になるんです。
そしてキラル分子は本来の分子が持つ化学的な作用を有しない場合や、本来の分子が持たない作用を及ぼしたりするんです。
合成ビタミンCのキラル分子は天然由来のビタミンCと同様の抗酸化作用はあることは分かっているのですが、身体の中でビタミンとして有効に働く(生理活性といいます)かどうかがはっきり分かっていないんです。
おそらく悪い方へは働かないと思われるのですが、どれだけの生理活性効果があるのか?どれくらいキラル分子が含まれるのか?(要らない右手用がどれだけ含まれるか?)ははっきりしていません。アスコルビン酸は投与量の約30%しか吸収されないと言われており、それにはこのキラリティが関係してるのかもしれません。
というわけで出来れば天然由来ビタミンCを摂った方が確実ですよね。とはいえ、天然由来のビタミンCサプリメントって数も少なく、お値段もそこそこするんです。おそらく一回1000mgを10回というのも通常のサプリメント(合成ビタミンC)での計算だと思われるので、手に入るようなら天然由来ビタミンC、無ければお手軽な合成ビタミンCを使えばよいかと思われます。※3
また、日常の食事の中で食品からしっかりビタミンCを摂ることは大前提であり、とても大切な事ですが、キウイフルーツ1個、柿1個(中サイズ)、イチゴ12個でビタミンCは約120mgなので普段の健康な状態をキープするためにはまだなんとか摂取出来ますが、問題解決のための一回1000mg×10回摂取を果物で行なうのは現実的に難しいんですね。すべてのビタミンCを果物・野菜だけで摂ろうとするとそこに含まれる糖分の摂りすぎが起こる可能性もあります。
なので問題解決のために選択的にビタミンCを摂取するには、質の良いサプリメントを使うのがベストではないでしょうか?
購入の際は
①できれば天然由来のビタミンCを使っているもの(ローズヒップ由来ビタミンC配合など)を選ぶ。
②エステルC®、バイオフラボノイド配合、リボゾナルタイプ(リボゾーム加工)などは吸収率が向上します。
②継続的に摂るのでタイムリリース加工(体内で時間差でゆっくり吸収される加工をしているもの)は必要ありません。
③一回当たり1000mg必要なので1タブレット当たり1000mg含有なら1個、500mg含有なら2個といった形でビタミンC含有量から摂取量を決める。
などの点にご留意して選んでもらえばよいかと思います。
参考までにお勧めできそうなサプリメントを紹介いたします。
https://jp.iherb.com/pr/Garden-of-Life-Vitamin-Code-RAW-Vitamin-C-500-mg-120-Vegan-Capsules/46038
https://jp.iherb.com/pr/Nature-s-Plus-Source-of-Life-Garden-Certified-Organic-Vitamin-C-60-Vegan-Capsules/24623
https://jp.iherb.com/pr/naturelo-vitamin-c-acerola-cherry-extract-with-citrus-bioflavonoids-90-time-release-capsules/100257
https://www.3838.com/kenko/item/02175/
ちなみに購入いただいてもあすとらむには一銭も入りません…
必要な時に必要なメディカルケアを受けるのは大切な事ですが、そういう事態に陥らないように、自己防衛することはもっと大切です。
ぜひ参考にして、ご自身の健康管理に役立ててくださいね!
※1 「風邪の早期解消にビタミンCはさほど有効でない」という研究結果も出ているのですが、どういった摂取条件だったのかが不明なので、正しいデータなのかは不明です。
※2 アスコルビン酸は摂りすぎると体質により、下痢、吐き気、胃けいれんが生じる場合があります。そういった方はアスコルビン酸カルシウムやバイオフラボノイド配合を使うと胃への負担が少ないようです。またヘモクロマトーシス罹患者の方は病状を悪化させる可能性があるのでお控え下さい。がん治療中の方、コレステロール値を調整する薬を服用中の方は医師とご相談ください。
※3 安価なアスコルビン酸は、お風呂に小さじ一杯入れるとその抗酸化作用にて塩素(カルキ)を中和してくれます。お肌の弱い方や髪が痛みやすい方はぜひお試しくださいね。

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