”健康”を決定する5つの要素vol.4 ②身体の使い方 ~フォームについて~

皆さんのご自身の健康を保つために必要なものとして5つの要素があります。

前回と今回はそのうちの②身体の使い方についてのお話です。

前回は姿勢について、今回は姿勢の連続版であるフォームです。

姿勢が写真なら、フォームは動画ですね!

身体の使い方 ~ フォームについて

また姿勢とは静止状態の身体の状態を指しますが、それが動きの中で連続的に変わっていくのが、英語でいう“フォーム”、日本語でいう“型”“所作”です。

悪い姿勢の連続で起こる動きは「フォームがおかしい」「型が出来ていない」「所作がきたない」と言われ、良い姿勢の連続で起こる動きは「正しいフォーム」「型が出来ている」「所作がきれい」と言われます。

当然ながら良い姿勢の連続で起こる動きや身体の使い方は、関節や骨、筋肉、筋膜などに無駄な負担を強いませんし、余計な負担もかかりません。

疲れにくく、身体を痛めにくく、かつパフォーマンスも最大限発揮できます。

逆に悪い姿勢の連続で起こる動きや身体の使い方は、関節や骨、筋肉、筋膜に余計な物理的負担をかけてしまいます。

そのような状態で、頑張って運動しても、疲れやすく、怪我(偶発的な損傷)やスポーツ障害(慢性的・反復的な損傷)を起こしやすくなります。そして自分の持つ能力を最大限発揮することは出来ません。

自転車のチェーンに油を差すのと似てますね。

雨ざらしになってチェーンやギアが真っ茶に錆びついた自転車で走り出すとどうなりますか?

ペダルは重いし、頑張って漕いでる割にはスピードが乗りません。錆は多少は落ちるかもしれませんが、摩擦でギアやチェーンが傷み、最悪チェーンが切れてしまいます。

一方でしっかりとチェーンやギアに油を差して変速機を調節して走り出したらどうでしょうか?走れば走る程、油はチェーンやギアになじみ、錆は落ちてさらにスイスイ走りやすくなります。

運動不足=今日から運動始めます!のその前に、あなたは関節や筋肉に油を差しましたか?

まずは身体の動きを整えることが先決ですね!

 

 

ではそのうえで、日常のさまざまな動作をどのようなフォームで行なえば良いでしょうか?

実は身体を整えておけば、あとは特に注意することや工夫する必要はありません。

フォームや姿勢に関しては、いろいろな考え方や理論、それに基づく健康法がありますが、万能のものはないんですね。ある人にとっては素晴らしいやり方も自分にとっては害でしかないことってよくあります。

むしろ、身体がきちんと動くようにしておけば、あとは自分自身の自然治癒力に任せて、放っておいたほうが上手くいくんですね。

あすとらむでも、開院当初からアスリートやパフォーマーの方々のフォームの見直しをやっています。しかし、私はそのスポーツや競技、パフォーマンスのプロではないので、どのようにフォームを改善すればいいのかは分かりません。

なのでやっていることはただ、全体の動きをみて、動いてない部分をみつけて、そこの動きを良くするだけなんですね。でもそれだけでかなりフォームが変わるんです。むしろ変にその競技のことを勉強してアドバイスするより、シンプルに身体を見たほうが良い感じです。

そしてそこで気づいたことを伝えると、だいたいその競技のコーチや先生が指摘していたことと一致するみたいです。

そんなわけで、しっかりと身体を整えておけば、あまり専門知識や、達人の感性がなくとも、自然と姿勢とフォームは変わります。

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