みなさん、秋は好きですか?
私は四季の中で秋が一番好きです。
大学生の頃、学部校舎のすぐ裏にある門から通学していたのですが、そこが銀杏並木になっているんですね。
銀杏葉の金色のじゅうたんをちょっと肌寒さを感じながら踏みしめて、前を歩くカップルが寄り添っているのを「秋は人肌が恋しくなるよね~」とか思いながら一人で帰るのが意外と好きだったりしました。
でも最近、暑いと思っていたらいきなり寒くなって、また暑さが戻る。秋はどこへ行ったのやら?って感じですね。
この仕事を10年以上やっていますが、やはりここ数年は気象がおかしいせいか身体のお悩みも出方が変わってきている気がしますね。
先ほどご来院の方は先週、いきなり骨盤がグキッと音を立てたそうな。
「ギックリ骨盤!?」
と思ったそうですが、その後2~3日痛かったようですがそのまま収まったそうです。
「そんなことあるんですか?」とおっしゃっていましたが、実際にギックリ腰は腰だけとも限らず、背中や骨盤に起こる事も多いんですよ。
ギックリ腰は事故みたいなもので防ぎようのない場合もあるのですが、日頃ケアをされている方は起こりにくいですし、起こっても早く治りますね~。
グキッといった時、一瞬骨は本来の動く範囲より大きくずれてしまうのですが、そのずれた状態で引っかかってしまうといつまでも痛みが引かず、長く痛い思いをします。一方でグキッといってもそのまま正しい位置に戻れば、2~3日で痛みは治まります。
日頃ケアをして骨格や筋肉を整えておくと、仮にぎっくり腰をしても正しい位置に戻りやすいですし、一方で日頃のケアを怠っていると、姿勢や筋肉の緊張バランスの悪さで常に関節に歪ませようとする力が掛かっていると、ギックリいきやすいし、いった後もなかなか良い状態に戻ってくれません。
ギックリ腰を起こす原因でもう一つ重要なのは
寒さによる身体の冷え
です。
寒さというのはアフリカ原産の人類にとってはとてもストレスで、交感神経が優位となり、血流が悪くなり、筋肉は緊張気味になります。
その状態で不意に動くとギックリ腰を起こしやすいです。
毛皮のない人類は服を着込む事が寒さへの一番の対応ですが、この時期一番困るのが、何を着て出かけるかですよね!
厚着をしていると暑くてたまらない。薄着の時に限って冷える。
私も良く失敗します。「Ya◯o!天気予報がよく外れるから悪い!」とかぼやいています。
そんな時には
レイヤリング
をうまく活用してくださいね!
レイヤリング?なにそれ?
分かりやすく言うと重ね着ですね~!
なんだ、重ね着か!とお思いでしょうが、登山をする人やアウトドアスポーツをする人にとっては生死を分けるくらい重要なんですよ。
基本的には三層に分かれ、
①肌着(ベースレイヤー)で汗を吸わせ、
②中間着(ミドルレイヤー)で保温と肌着が吸った汗を気化させます。
③さらに上着(アウターレイヤー)で雨風を防ぎつつ汗が気化した蒸気を放散させます。
活発に動いているときはアウターを脱いで汗を逃がし、寒くなったらアウターを着て体温低下を防ぐ。その時の状況に応じて上手く着こなすのがポイントです。
日常ではそこまでの機能は必要ないですが
①肌着で汗を吸わせ、汗をかいた後は冷える前に着替える。
②シャツやセーターで身体を冷やさない
③冷え込んで来たらアウターで風や外気の寒さをシャットアウトする。
といったかたちで上手く対応してくださいね!
また、寒さや“クビ”から入ってきますし、熱は“クビ”から奪われます。
同時にこもった熱を放散するのも“クビ”からです。
首元、手首、足首、くびれ(トップスとボトムスの境)は上手く隠して、上手く開いて、快適に過ごしてください!
特に女性の方は首元が開いた服も多いので、薄手のストールを軽く巻くだけでもかなり違うのでお試しくださいね!