健康は貯金に似ています 後編

前回30代までの運動が逆に身体のマイナス貯金(負債)になっている可能性もある事に触れました。

一つはオーバーワーク。運動系の部活動など、ハードなトレーニングを行っていると、成長期のまだ完成体でない身体に負担が掛かり、いやゆるスポーツ障害を起こします。体操選手やコンタクトスポーツの人はアクシデントによる負傷の可能性もあります。

もう一つは粗野な動きが多い事です。若い人は、熟練した繊細な動きよりも、パワーとバイタリティに頼った身体の使い方をします。そうするとどうしても身体に負担をかけるような身体の使い方をして、不調の原因を蓄積しがちです。

そしてもう一つは若いので無理が効く事です。若いとあまり疲れや不調が出ない分、限界まで酷使して損傷に至る場合が多いのです。若い人が怪我が多いのはそういう理由もあります。

さて、30代~40代。普通に生活していると全く不便は感じないものの、少しずつ無理が効かなくなり、要所要所で衰えを感じる時期です。

いろいろ対策が必要になる時期でもあり、一方で全然不調がないからと、あまり身体に気を使わないでいると、10代~20代で貯めた健康貯金を徐々に食いつぶしてしまいかねない時期でもあります。

また同時に10代~20代に蓄積したマイナス貯金(負債)が『若い頃に無理した代償』として出てくる時期でもあります。

この時期は結構大切で、徐々に退行性変性(加齢と負担の蓄積による関節の変形)が進んで来るもののその程度やスピードは軽く、食事や運動によって出来る筋肉や骨の強化もまだまだ10代~20代と遜色ない時期です。つまり頑張ればその分、健康貯金を増やせる世代でもあります。

健康貯金を増やすポイントは『身体を整え、身体を休め、身体を鍛える』です。

整えずに休んでも疲労は回復せず、整えずに鍛えても身体を壊します。

整えても休めないと回復しないし、休まず鍛えても身体を壊します。

整えても鍛えないとすぐに元に戻るし、休んでも鍛えないと身体は変わりません。

この世代で大切なのは、時間のコントロールです。仕事に子育てにと忙しい時期ではありますが、社会的経済的に自立し、体力気力とも充実したこの時期は、人生の中で自分の人生を自分でコントロールしやすい時期でもあります。

この時期にいかに健康貯金を蓄えておくかが50代以降の人生に大きく関わります。今、問題を抱えた方はもちろん、今のところ取り立てて不調のない方こそ、着実に健康貯金を貯めてもらいたいですね。

 

次に50代~60代、この時期は本格的に身体の不調が出てきやすくなり、体力の衰えを実感される方も多いです。

30代~40代を健康に留意して過ごされてきた方は、そこまで不調を感じずに乗り切れる方も多いです。

一方で、30代~40代に自分の身体のケアに時間を掛けれなかった方もまだ諦める必要はありません。まだまだ食事や運動を見直すことで十分に健康を取り戻せる余地はあります。

ただし無理してきた時間が長い分、回復には時間がかかります。また進んでしまった退行性変性(加齢による関節の変形)を消滅することは出来ないので、それをふまえてご自身なりの健康の取り戻し方を考えていく必要があります。それまでの世代に比べて少し、健康貯金は貯まりにくくなるのも事実です。

少し体力も気力も落ちてくると、30代~40代に何もして来なかったから…と落ち込む方も多いですが、その必要はありません。この世代まで休みなく頑張ってきた自分を称えて、今からしっかり自分の身体を労わってあげればいいのです。

 

そして、70代以上の方について。

この世代の方に一番お伝えしたい事は、「医者の『年だから仕方ない』はうのみにしないでください。」という事です。

この年齢になると、退行性変性(加齢による関節の変形)が進んできます。そうすると腰の痛みや脚のしびれがあると整形外科ではMRIを取って退行性変性があるとそれが原因だと説明されます(診断名としては変性すべり症、脊柱管狭窄症など)。

ところがこういった方は、身体の動きを整えて、身体が動きやすくなり、自然と良く動くようになると、筋力も少し回復して症状が軽減もしくは消失する方もたくさんおられるんですね。

衰えた筋力を若いころと同じくらい取り戻すことは出来ませんが、それでも動かないでいるとますます筋力や体力が落ちていくので、どれだけ動ける身体を作って、身体を動かし続けるかがとても重要になるのです。

この時期になると若いころに蓄えた健康貯金はかなり残り少なくなっていますが、それだからこそ、少しずつでも身体を動かし、新たな健康貯金を作っていかないといけない時期です。

ただし、やはり退行性変性となにより身体の衰え(体力や筋力の低下)は加速度的に進行していきますので、それを放置する時間が長くなるにつれ、年を重ねるにつれ、改善が難しくなってくるのは事実です。

施術をしてもなかなか効果が出ない方がおられるのは事実で、施術者としても悩ましいところですが、何もしなければどんどん悪くなる一方ですので、辛抱強くやっていくしかないですね。

 

最後に次回、まとめとしてもう少し健康貯金についてお話しさせて頂きますね。

 

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