“健康”を決定する5つの要素vol.2 ①運動量(不足&過剰)

皆さんのご自身の健康を保つために必要なものとして5つの要素があります。

まず初めに①運動量について説明をしたいと思います。

運動量(不足&過剰)

健康を考える上で一番大切なのは“運動”です。これはエクササイズやトレーニングだけを指すものではなく、日常の仕事や家事で身体を動かす事を含みます。

理想の運動は“身体のすべての筋肉をまんべんなく使い、各関節の持つすべての動きを使うもの”です。とはいえ、なかなかそのような万能の運動はありません。仕事や生活の中でいろいろな姿勢や動作をすることがポイントです。

しかし、現代人の仕事は専業化されており、どの職業の方も同じような姿勢で同じような作業を一日中継続します。

姿勢については次回の記事で書く予定ですが、よくある質問が「仕事中どんな姿勢でいればいいんですかねえ?」というものです。

たしかに良い姿勢で仕事をした方が負担は軽減するので、その方のお身体や状況に応じて良い姿勢をアドバイスするのですが、とはいえやはりどんなに良い姿勢を取ったとしても、どんなに良い身体の使い方をしたとしても、同一姿勢の同一動作は必ず身体に負担がかかるものです。

対策として、仕事の休憩時間や仕事の後は仕事と逆のことをすると良いですね。

たとえばずっと座っている人やずっと同じところに立ち続けている人は、仕事の後、20分くらい速足で歩くかゆっくりと走ると、横になって身体を休めるより疲れが取れます。

ずっと屈んで作業をする人は背中を反らすストレッチやエクササイズ(ヨガならコブラのポーズ、三日月のポーズなど)が有効ですし、ずっと上を見て作業する人は背中を丸めるストレッチやエクササイズ(ヨガなら子供のポーズ、赤ちゃんのポーズなど)が有効です。

デスクワークがお仕事の方は身体はほとんど動かさず、頭だけ(しかも頭の特定の領域だけ)を使っているので、仕事の後や休日は積極的に身体を動かした方がバランスが整います。

身体を動かすのが苦手な方は、買い物でも旅行でも外出するといいですね。いつも(社内や在宅勤務の室内)とは違う景色や音や風を五感で感じることでリバランス出来ます。

そういう意味で休日にアクティブな趣味(スポーツ、アクティビティ、行楽)をいくつか持つと良いですね。

一方で肉体労働の方は、ある特定の運動を反復しすぎて身体を傷める場合があります。その場合はその動作を控えるか、その動作のやり方(身体の使い方)を見直す必要があります。

また、現場を飛び回る職人さんや資料やPCを持って客先を廻る営業の方などは、仕事のたびに、違う現場で、新しいお客さんや仕事上のパートナーとやりとりして、その時々の問題に対して、頭を回転させながら、身体も動かしています。

そういった方は、休日はアクティブに過ごすより、家で寝っ転がったりしてダラダラ過ごしたりして、しっかり身体や頭を休める時間を取ることが大切だったりします。

時々おられるのですが、仕事のしすぎで身体を傷めている時に、健康のためにとさらに運動をして、さらに身体を傷める人もおられます。

運動は不足と過剰、両方とも過ぎると身体の害となるので注意してくださいね。

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